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安全教育(同意・タッチ)

まだまだ残暑が続きますが、幾分過ごしやすい日が増えてきました。元気いっぱい夏を過ごした子どもたち。夏の疲れが出やすくなる時期なので、ゆっくりお風呂に入り、たっぷり睡眠をとるなどして、残暑を乗り切り元気に過ごしましょう。

安全教育(同意・タッチ)
⭐️Kでのエピソード

幼稚園部では、子どもたちが自分も相手も大切な存在であることを理解し、自身の守り方を学ぶことを目的とし、6〜7月にかけて全校で安全教育を行いました。学習内容は文科省の「生命(いのち)の安全教育」や、ユネスコの国際セクシュアリティ教育ガイダンスに則り、KIA初等部と連携しています。K2から「同意の重要性」を学び、K3では「いいタッチ・悪いタッチ」や「プライベートパーツ」を学びます。

あるK2クラスでは、安全教育の授業で、「Ask First, Monkey!」という絵本を読み聞かせると、子どもたちは絵やストーリーにとても興味を示し、モンキーが友だちをずっとくすぐっていることに驚いていました。「抱きしめていい?」や「くすぐっていい?」など、許可を求めることの大切さや、嫌なことをされたときに「やめて」と言うことなど、私たちにできることについて話し合いました。最後に、ロールプレイを通してくすぐられたり抱きしめられたりした時に、「くすぐってもいいよ/抱きしめてもいいよ」や「やめてください」と言う練習をしました。

K3クラスでは、子どもたちが自ら考え、意見や答えを発言しながら学習を進めました。
まず、昨年度、安全教育の授業を受けたことを覚えているか尋ねると、多くの子どもたちが自信を持って「覚えてる!」と答えました。
次に『だいじ だいじ どーこだ?』の絵本を読み、質疑応答を通して絵本の内容の理解を深めました。絵本の読み聞かせの後で、人形や子どもの人型の塗り絵を使い、プライベートゾーンを確認しました。絵本の内容を園生活と関連付けて、ジムクラスの着替えの時などに、友だちが「見ないで」という場合は、見たり冷やかしたりせずに速やかにその場から離れるべきであると話しました。特に、自分が不安や不快に感じる時は、それが親、兄弟/姉妹、先生であっても、「いや」とはっきりと相手に告げてよいという話を一生懸命に聞いていました。子どもたちがこのテーマについてよく理解し、学びをさらに深める機会となりました。

子どもたちにとって、この安全学習を通して一人ひとりが自他の心や体を大切にし、成長していってくれることを願っています。


 

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