自然科学【小学校高学年向き】

Book Suggestion

サビーナ・ラデヴァ著『ダーウィンの「種の起源」 はじめての進化論』
“Charles Darwin’s On the Origin of Species” by Sabina Radeva

生き物の世界は何百万年という月日をかけてゆっくりと姿を変え「進化」を続けてきました。イギリスの自然科学者、チャールズ・ダーウィンはビーグル号に乗って世界中を巡り、生き物にたくさんの「種(しゅ)」ができた理由を解き明かします。20年もの研究を続け、1959年、ついに『種の起源』という本を出版したのです。生命のサイクルが繰り返されていく限り、私たちは、他の動物や植物とともに、この地球で適応と進化を続けていくでしょう。
世界を大きく変えた『種の起源』を、美しい絵と文章でわかりやすく語り直した科学絵本です。

レイチェル・カーソン 著『センス・オブ・ワンダー』
“The Sense of Wonder” by Rachel Carson

レイチェル・カーソンは、アメリカの海洋生物学者で作家でした。この本はレイチェルが最後に書いた本です。タイトルの「センス・オブ・ワンダー」は文中で「神秘さや不思議さに目を見はる感性」と訳されています。レイチェル・カーソンは「甥のロジャー」(文中ではそう表記されていますが、実際には姪の息子だったようです)が幼いころから、さまざまな自然に一緒に触れてきました。この本の中には、植物の名称や自然の美しい描写が数多く登場します。たとえば大人が自然への知識を少ししか持っていなかったとしても、子どもと一緒に「探検を一緒に楽しむ」「一緒に空を見あげてみる」だけでもいいとレイチェルさんは言います。季節も秋に向かい、アウトドアや自然を楽しむのに最適なシーズンがやってきます。自然の中で過ごす時間を大切にしたいですね。

 佐藤 雅彦著『解きたくなる数学』

Eテレでおなじみの「ピタゴラスイッチ」制作メンバーが、これまでにない数学の本を作成。数学が苦手な人も得意な人も、魅力的な写真とグラフィックで表現された23題に夢中になることでしょう!考える楽しさを求める保護者の方にもオススメです。例題:「直方体のチョコレートケーキに、長方形の白いプレートがのっています。ナイフで上から1回だけまっすぐ切って、ケーキもプレートもちょうど半分に切り分けるにはどうしたらよいでしょうか。」プレートはケーキの真ん中にのっているわけではありません。

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