Sharing the Planet

関西国際学園初等部G6（小学6年生）のUOIをご紹介します。
テーマ「Sharing the Planet」
セントラルアイディア「人々は平和な世界を作るために貢献することができる」

まず子どもたちは、興味を持った対立の原因についてリサーチし、その類似点と相違点を考えました。また、紛争下にある人々の行動を理解するために、個人の物語やドキュメンタリー映像を例に学びを深めました。
紛争に巻き込まれた人々の状況や考え方を理解しようと努め、開かれた心と思いやりの心を育みました。対立する側の人々が思っている以上に共通点を持っていることに気づいたのは重要な発見でした。

また日本とアメリカの政府システムを比較し、異なる政治構造について多様な視点を持って考えることができました。また、この授業で得た知識を基に、クラス内で「模擬国会」を行いました。その際、さまざまなトピックについて活発な議論と投票を行い、批判的思考力と人前で話す能力を高めました。

ELAでは、「歴史小説」というジャンルも探究し、作家が実際の歴史的出来事を魅力的な物語の背景としてどのように使用するかを検討しました。このことを学んだ後、子どもたちは実際の歴史的な紛争の中に架空の登場人物を設定し、物語を作成しました。
この活動を通して、彼らの文章力を向上させただけでなく、歴史的出来事とそれが個人に与える影響についての理解を深めました。

このテーマの最後に、平和を実現するさまざまな方法についても探究しました。この過程で、平和を達成し維持することの難しさ、特に公平で公正な平和を実現することの複雑さを理解しました。
この単元を通じて、子どもたちは研究、発表、批判的思考のスキルを磨きました。デリケートな話題に慎重に取り組む方法を学び、グローバルな問題についてより深い理解を深めました。この探究は、紛争解決と私たちの共有する世界での平和促進の重要性について、考える機会を与えてくれました。