スタッフ研修
関西国際学園神戸校では、夏休み期間中に幼稚園部から高等部までの教員・職員が研修を行い、子どもの発達や学習カリキュラム、学校安全等について学びを深めています。
今回のNewsletterでは、夏のスタッフ研修から「子どもの認知発達」と「質の高い教育の実践」の内容をご紹介します。
「子どもの認知発達」
当学園の顧問カウンセラーである公認心理師心理士の浅羽先生をお迎えし、子どもの認知発達について学びました。
私たちは、「ピアジェの発達の4段階」における子どもの認知レベルを再確認し、発達段階に応じた指示や課題を出すことの重要性を再確認しました。
とくに小学校1年生に当たる6〜7歳は、他の年齢集団に比べ発達段階の個人差が大きく、指示や課題を出す際により細かな配慮が必要になることがわかり、今後の指導にどのようにいかせるか、教員間で検討する機会を得ることができました。
「質の高い教育の実践」
関西国際学園では、質の高い教育の定義を
「協力的で、安全で、互いを尊重するバイリンガルの学習環境において、児童生徒が心身ともに健やかに過ごし、学問的、社会的、人格的なスキルを高めると同時に、地球市民としての感覚を身につけていくもの」としています。
今回の研修では、これら質の高い教育が各学年の指導と学習において、どのように実践されているかについて確認する機会を得られました。
6年生のクラス担任のテーブルでは、前期の授業で行った「平和」のユニットと関連し「世界市民としての感覚」というフレーズについての議論が盛り上がりました。
日本人とアメリカ人がともに担任をしている6年生のクラスでは、太平洋戦争について学習した際に、各国の視点を尊重しながら歴史を理解し、平和な世界を作るために何ができるかについて考えました。
この学習を通して「世界市民としての感覚」に触れられたのではないかなど、研修を通して質の高い教育の実践についてその内容や方法を再検討できました。
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