熱中症・水分補給
猛暑が続いています。毎日こまめに水分補給をすることが大事です。しかし、冷たすぎる飲み物やアイスクリーム、糖分の多い飲み物は、食欲不振や夏バテの原因につながるため注意が必要です。
『熱中症・水分補給』
◉熱中症はどのようにして起こる?
運動すると、体がポカポカして汗が出てきます。皮膚の表面から熱を逃がしたり、汗を蒸発させて体温を下げたりして、体温の温度が上がりすぎるのを防いでいるのです。
◉熱中症の危険があるとき
・気温が高い:皮膚から熱が放出されにくくなります
・湿度が高い:汗が蒸発しにくくなります
・水分不足:体内の循環が悪くなって熱を放出しにくくなります
・急に暑くなった:体が暑さに慣れていないため、熱の放出がうまくいきません
◉熱中症を防ぐ4つのポイント
①気温や注意報をよく見る
・気温や湿度が高いときや、熱さ指数が『警戒』『厳重警戒』『危険』の時は、野外での活動を控えましょう。
②水分補給は前もって
・小さな子どもは『のどがかわいた』と言えません。出かける前に、遊ぶ前に水分をとり、その後もこまめに少しずつ飲ませてあげましょう。
③暑さに体を慣らそう
・暑いからといって外に出ないと、体が暑さに慣れずかえって熱中症のリスクが上がります。適度に外で遊び、暑さにならしておきましょう。
④無理をしない
・外で活動している時、体調が悪くなった時はもちろん、元気でも顔が真っ赤で汗をたくさんかいているのは、体内の温度が上がっているサイン。すぐに涼しい場所で休ませ、水分をとりましょう。
◉熱中症を疑ったら
涼しいところへ移動し、衣服をゆるめて風通しをよくし、頭を低くした状態で寝かせます。塩分・糖分を含んだイオン飲料をこまめに少しずつ与えましょう。
『夏に多い感染症』
ウイルス感染によって起こる病気です。他人への感染力も強いので、必ず受診をして医師の診断を受けましょう。
◉ヘルパンギーナ:
突然の高熱と喉の痛み、口の中の水ほう、口内炎が特徴です。症状が軽ければ1〜4日クラスで解熱します。
◉咽頭結膜熱(プール熱):
プールで感染することもあり、高熱が3〜5日くらい続き、喉の痛み、目の充血やかゆみなど結膜炎のような症状も出ます。食事は消化のよい物を食べましょう。
◉手足口病:
手の平、足の裏、口の中に水ほうができ、発熱することもあります。食事は喉越しのよい物を食べましょう。
ELCクラスでは年間を通して、1日のスケジュールの中に「お茶を飲む時間」が組み込まれています。また、各キャンパスでは、外遊びへ行く際、環境省の熱中症予防情報サイトの暑さ指数(WBGT)の確認が欠かせません。「危険」レベルの日は原則外には出ずに屋内で過ごします。外遊びの前には、必ず帽子を被り、こまめに日陰で水分補給の時間をとり、体調管理に気をつけています。
Kクラスの子どもたちでも、遊びに夢中になると喉が渇いていることに気づかないことも。そのため頻繁に水分をとるよう促します。スタッフは子どもたちへ水分補給の声かけをするだけでなく、実際に水筒を開けて飲んだ量を確認することも大切なポイントです。
夏場は外遊び後、かいた汗の量を目安にスポーツドリンクを飲みます。子どもたちの中には「いっぱい汗をかいたからスポーツドリンクを飲まないと熱中症になっちゃうね!」と、汗をかいた時の水分補給の大切さに気づいている子や、「もったいないからちょっとずつ飲もう!」と、スポーツドリンクを楽しみにしている子どもたちもいます。
毎日暑い日が続きます。体調面で気になることがあれば、お知らせください。少しでも暑い夏を安全で快適に過ごせるよう、風通しの良い服装で、体調の変化に十分気をつけて楽しく過ごしていきましょう。