小学生におすすめの本
◎キャスリーン ウェドナー ゾフェルド 著『せかいはなにでできてるの? こたい、えきたい、きたいのはなし 』
地球上にある物はみんな、「固体」「液体」「気体」という3つのうちのどれかでできています。
この物質の3つの姿について、子どもたちが生活の中で眼にする具体的な例や、水の「すがた」の変化(氷、水、水蒸気)の観察を通して、わかりやすく説明した絵本です。
クイズ:「つみき」「牛乳」「風」「ねんど」「芳香剤のにおい」「沸騰した鍋から上っている湯気」は、それぞれ「固体」「液体」「気体」のどの姿でしょうか? 答えはこの本の中に!
◎ナネット・ヘファーナン著『ちきゅうのための1じかん あかりをけそう!アースアワー』
一年に一度、3月の春分に近い土曜日の午後8時半から1時間、世界中の人々が地球を思って明かりを消すイベント「アースアワー」を知っていますか。2007年にオーストラリアのシドニーで始まったこの試みは、今や世界自然保護基金(WWF)が主催する国際的なイベントになりました。シドニーのオペラハウス、万里の長城、エッフェル塔、自由の女神、そして東京タワー。日付変更線に近い南太平洋諸国から、地球をぐるりと1周する「消灯リレー」が起こります。「アースアワー」をきっかけに、日々の節電について考えてみませんか?巻末には「アースアワー公式HP」も紹介されているのでご覧ください。
◎谷本 雄治著『草木とみた夢 牧野富太郎ものがたり』
NHK連続テレビ小説「らんまん」で話題の、日本の植物学の父・牧野富太郎。小学校を中退し独学で日本初の本格的な植物図鑑を世に送り出しました。ひたむきに植物を愛し、その魅力を伝えた生涯を描いた伝記絵本です。
富太郎の、植物の研究に対する心構えについて書かれていた部分を抜粋します。「より多くの草木を観察し、本をたくさん読んで知識を身につけよう」「研究の成果にふさわしい、しっかりした図や文章をかこう」「職業や性別、年齢にこだわらず、植物を学ぶ友をもとう」
植物に魅了されて、好きなものを突き詰めて研究し続けた、まさに探究学習の真髄です。
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