小学校低学年におすすめの本
先月に引き続き『ほん』をテーマに、小学校低学年にオススメの本を3冊ご紹介します。
本を読むのが好きではない人だからこそ、わかるわかる!と共感しながら読んでしまう、そんな本もご紹介しています。ぜひご覧ください。
◎デイビッド・マイルズ著『ほん』
“Book” by David Miles
本をよーく見ていると突然、あなたはあなただけの別の世界へ。本にはスタートボタンも、閉め出されるパスワードも、バッテリーもありません。いつも本の光が真実を照らしてくれるのです。
まさに「ほん」というタイトルのこの絵本は、美しいイラストと静かな語り口で、本と読書の魅力を子どもたちに語りかけます。本を読むよりも、タブレットで動画を視聴したり、ゲームをする方が楽しいから好き、という子どもたちにこそ、読んでほしい1冊です。
◎バーバラ・ボットナー著『ほんなんてだいきらい!』
”Miss Brooks Loves Books (And I Don't)” by Barbara Bottner
図書室の先生、ミス・ブルックスは本が大好き。お話会では一年中、いろいろな衣装を着て本を読んで聞かせています。でも「あたし」は本がどうしても好きになれなません。「あー、うっとうしい。」
5月、読書週間を宣言したミス・ブルックスは、全員が一人一冊、自分が一番好きなお話を選んで、お話に合わせて衣装を着てその本について発表することを決めます。「わたしはせんせいみたいにほんをすきにならないもん。」本嫌いを公言する「あたし」はどうするんでしょうか?
◎ダグラス・ウッド著『よめたよ、リトル先生』
”Miss Little's Gift” by Douglas Wood
小学2年生のぼくは、字が読めず、クラスで一番年下でチビ、転校生で、しゃべると「なまってる」とからかわれていました。そんなぼくが本を好きになったきっかけは、”The Little Island”という本との出会いでした。「ことばをひともじずつ、声にだしてよんで」ゆっくり…字を読む指導をしてくれたリトル先生との心温まるやりとりを記した、著者の自伝的物語。
大人になったダグラスが「先生、ぼくがあなたからおそわったのは字をよむことだけではありません。自信や知識……、いや生きることそのものをおしえてもらいました。」と手紙を送るシーンは感動の場面です。子どもたちにも、保護者の方々や先生方にも是非読んでいただきたい1冊。
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