ELC&Kの教室
新年度が始まり、あっという間に一か月が経ちました。少しずつ新しい環境に慣れ、子どもたちは笑顔が増え、元気いっぱいに遊んでいます。
乳幼児部・幼稚園部の教室についてご紹介いたします。子どもたちの健康と安全を守ることは教員の使命ですが、そのためには日頃からの準備と心構え、そして訓練が大切です。
まずは安全第一。教室内の角をコーナーガードで覆う、誤飲防止策としてトイレットペーパーの芯より小さいものは教室に置かない、ホッチキスは上からテープでカバーするなど、安全な環境づくりを整えています。緊急時や災害への対策として、救急バッグ点検や避難経路の確認なども行いました。
「教室や環境は第三の教師」と言われるほど、子どもたちの学びに大きな影響があります。自分で考えて片付けや荷ほどきができるよう、見てわかるような写真やラベルで物の場所を示したりもしています。
乳幼児部及び幼稚園部では、毎年行っている子どもたちの心身の健康を守るための教員研修を行いました。さらに、教員としての専門知識や技術を身に付けるための研修もあります。
乳幼児部では、丁寧に愛情豊かに受容的で応答的な保育を行うためには、どのようなことを理解し自覚していくことが必要か、そのために愛着関係や子どもと大人の関わり方、さらには遊びを通して学ぶことを念頭に、アクティブラーニングについて研修を行いました。
また、保育の質の向上のために欠かせない振り返りにも取り組み、話し合うことで職務の専門性を高めます。子どもたちのことを第一に考え、新年度のクラス運営のアイデアを出し合いました。
幼稚園部では、指導の個別化について研修が行われました。子どもたちが個々の成長スピードや興味関心に基づいて学べることが大切です。学習内容、学習過程、そして学習成果を発揮する機会、これら三つの指導の要素について理解を深めました。
乳幼児部と幼稚園部双方で、新年度の新たな取り組みや、教員同士が主体的に学び合う姿勢と環境のもと話し合い、クラスの目標を共有しながら指導計画を確認します。研修後には、安心・安全に楽しく学ぶための素材や教材を準備し、教室の環境を整え、新しく出会う大切な子どもたちのために新年度準備を終えました。
ゴールデンウィーク明けは、久々の登園に不安を感じることもあるかもしれませんが、スタッフ一同、子どもたちが安心して園生活を送ることができるよう環境を整えています。
初夏に向かって、 過ごしやすい季節になってまいりました。心身ともに健やかに過ごしていきましょう。