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Health&Safety

乳幼児部・幼稚園部

6月4日の『歯と口の健康週間』では、歯磨き指導や歯の大切さを学べる活動を実施しました。その中でも、今回は東大阪ELCと枚方Kでの活動例を紹介させていただきます。

東大阪校

東大阪校ELCクラスのサークルタイムでは、みんなが大好きな美味しいものを食べるために欠かせない「歯」について学びました。また、虫歯予防について、簡単な言葉に言い換え話しをしました。

先生:虫歯予防って、何をするんだろ?
みんなの口の中や歯を綺麗にして、虫歯にならないようにするんだよ。
みんなで歯磨きの仕方を練習して、綺麗に磨けるようにしようね。

虫歯になったらどうなる?
口の中が、痛い!痛い!になっちゃうんだよ。
美味しいものが食べられなくなるよ。
歯医者さんに行って、治してもらわないといけないんだよ。

子どもたち:   歯医者さん、いや~~~

先生:    みんな虫歯になりたい?
なりたくないよね。歯を大切にできるかな!

子どもたち:    できる!


お話の後は、大きな歯ブラシで歯についた汚れをゴシゴシと磨く練習をしました。昼食後の歯磨きは、みんないつも以上に真剣で、一生懸命に歯磨きをしていました!歯の大切さを学ぶ楽しい時間となりました。

 

枚方校

枚方校のK3クラスはユニット1の「日常生活においてバランスの取れた選択をすることで、健康的な毎日を送ることができる。」という中心的アイディアにおいて、まずはお母さんたちが毎日私たちに言うことを全部書き出すことから始め、その言葉一つ一つを授業で取り上げ、どうして言うのか、なぜそんなに大事なのかについて考えました。その一つは「歯磨きをしなさい!」です。そこで、まずはマインドマップを作成し、子どもたちが歯磨きについてどこまで知っているのかを探りました。

歯磨きをしないと虫歯になることは理解していた子どもたち。どうして虫歯になるのかについての話し合いでは、

「きっと歯の中の悪い人がチョコレートとかついているところを叩くんじゃないかな?」
「3つに分かれてる黒いやつでね。」
「バイキンマンじゃない?」
「違うよ、細胞じゃない?」
「働く細胞?Netflixの!」と、持っている知識をフル総動!

そこで、歯はミュータンスが排出した酸によって溶かされていることを説明し、実際に目で見て確かめられるように、卵の殻の半分にフッ素を塗り、半分は何も塗らず、ミュータンスの酸に見立てた酢の中に入れました。するとフッ素を塗っていない方からは泡がプツプツと・・・。

「溶けてる溶けてる!」フッ素で歯を守ることはとても大事だと学びました。
さて、歯磨きが大事だと学んだけれど、ちゃんと歯磨きができているのかな?「みんなにとってのちゃんとって何?」「全部磨くこと」「じゃ、今日はみんながしっかり磨けているのかテストします!」ということで、歯垢染色錠を使って実際に歯垢に色をつけてみました。ピンクに染まった口の中を見て大盛り上がり。持ってきた手持ち鏡を見ながら「あ、奥歯の方がピンク!」「私は結構綺麗に磨けてる!」とじっくり観察。ワークシートにどこの部分が染まっているか記録してから鏡を見ながら磨きました。

大きな口の模型や動画を使って、正しい歯の磨き方も学びました。また、ソフトドリンクに含まれている砂糖の含有量や、虫歯になりにくいおやつについてなど、英語、日本語両方の言語で歯を健康に保つための知識も身につけました。大人の歯が生えてくる、一生でも一番大事なこの時期にしっかり歯の健康を維持しましょう!

 

【着替え(発達段階)】

子どもの中にはいつも「自分でやりたい」気持ちがあります。0歳児の着替えも、「おててを通すよ」と言葉をかけて、そんな気持ちをふくらませていきます。

1歳
「着替え」を遊びと捉え、興味をもち始めます。前、後ろ、ひじ、かかとなどの言葉を使いながら援助することで、言葉と動きを一緒におぼえていきます。
2歳
少しずつできることが増えていき、3歳頃までには脱ぎ着のしやすい服の着替えができるようになります。時間がかかっても、できる部分は任せて見守りましょう。
3歳
立ったままズボンをはけるようになり、靴下や靴も自分ではくことができます。ボタンを留める、上着を着るなどにもチャレンジしていく時期です。
4歳
大人の援助なしに、ほとんどの服の着替えができます。ファスナーの開閉や、服の裏表に気づくこと、脱いだ服をたたむことなどにチャレンジしていく時期です。
5歳
温度の変化に追わせて自分で着脱したり、服をきれいにたたんだり、服のすそをズボンに入れるなどの身だしなみも身につけてきます。ひも結びにもトライしましょう。

【熱中症予防】

熱中症は、日射病、熱射病などの総称です。日射病は、戸外で強い直射日光にさらされることが原因で、熱射病は室内でも気温の高い場所に長時間いるために起こることが原因です。

子どもは体温調節がうまくできず、温度変化の影響を受けやすい、また衣服の着脱も水分補給も一人で行うのが難しいため、容易にかかりやすいです。特に車中では、気温が高くなくても高温になるので、子どもを一人にするのは絶対に避けましょう。

熱中症の症状:
◉日射病:
顔は赤く、呼吸が荒くなります。皮膚感覚は熱く、体温が上がっても汗がでず、めまい・頭痛・吐き気などを伴います。
◉熱射病:
顔は青白く、大量の汗をかきます。皮膚感覚は冷たく、めまい・吐き気を伴います。

予防のポイント:
◉日中は帽子をかぶって外出しましょう。
◉炎天下での遊びは、長時間に及ばないよう注意しましょう。
◉肩まで隠れる、吸湿性、吸水性に優れた衣服を選びましょう。
◉水分補給は、電解質の入っている経口補水液などの飲み物を与えましょう。

園では毎日暑さ指数を確認し、温度基準(WBGT)が31以上は外遊びを控えています。また、頻繁に日陰で休息し、こまめに水分補給をとるよう気をつけています。夏場はスポーツドリンクも飲むことが可能ですので必要であればご持参ください。

【爪、頭髪に清潔点検】

◉爪の伸びすぎ・切りすぎはトラブルのもと
長すぎるとひっかきやすい:
子どもの皮膚は薄いので、つめが伸びていると肌をかいたときにひっかいて傷になることがあります。また、つめが衣類などに引っかかりやすくなります。1週間に1回、つめをチェックして整えてあげましょう。

短すぎると巻きづめになりやすい:
つめを短く、丸く切りすぎると、爪の両端が皮膚に食い込む「巻きづめ」になりやすくなります。

◉頭ジラミについて
体調は3mm程で、白っぽい灰色をしています。頭や耳の後ろに寄生し、髪の根元に卵を産みます。血を吸うと頭がとてもかゆくなります。目視で確認できるので、髪の根元に抜け殻や卵がないか、定期的にチェックしましょう。

チェック方法:
成虫は数が少なく見つけにくい物です。卵(0.5mm位の白い楕円形)はフケのように見えます。髪の根元、特にえり足や耳の周りを触って、卵が付着していないかどうかチェックしてください。軽いブラッシングや、手で払っても簡単に落ちないのが特徴です。

感染してしまったら:
駆除用のスミスリンシャンプーを使用し、毎日洗髪しましょう。洗髪後は、目の細かいくしでとかし、卵を見つけたら付着した部分の髪の毛を切ります。これを10日間程続けましょう。

布団は毎日干し、枕カバー、シーツ、タオル、下着などは、毎日こまめに取り替えましょう。また、これらの共有は避けましょう。洗濯する前に乾燥機や熱湯で熱処理し、洗濯後にはアイロンをかけると効果的です。

こまめに部屋の掃除をすることも、家族にうつさないための予防につながります。掃除機をしっかりかけて、床に落ちた髪の毛を吸い取りましょう。
 

 

 

初等部・中高等部

【熱中症について】

梅雨明け直後は晴れて暑い日が続くので、熱中症に注意が必要です。

熱中症になりやすい条件

からだ
・睡眠不足のとき
・食事をきちんととっていない(とくに、朝食)とき
・体調不良のとき
・暑さに慣れていないとき

環境
・風が弱いとき
・気温が高いとき
・湿度が高いとき
・急に暑くなったとき

熱中症予防のポイント
・帽子と水筒を毎日持参する。
・帽子をかぶる。
・水分補給をこまめに行う。
・日頃から体調を整えておく。(十分な睡眠、バランスの良い食事など)
・炎天下での遊びは、長時間に及ばないよう注意をする。
・涼しい服装にする。(吸湿性や通気性のよい素材)


 

熱中症対策について

WBGT(暑さ指数)について
WBGTとは、①湿度、②日射、輻射など周囲の熱環境、③気温の3つを取り入れた指標です。学園でも、WBGT計測器を使って指数を計測し、体育や屋外での活動を行う目安にして、熱中症に十分配慮をしています。

マスクと熱中症について
 夏期の気温・湿度が高い中でマスクを着用すると、熱中症になるリスクが高くなるおそれがあります。このため、屋外(登下校やリセス、体育の時間を含む)でマスクを外すよう呼びかけています。ただし、スクールバスを含む公共交通機関を利用する場合は、マスク着用が推奨されています。
 屋内については、神戸市教育委員会の指針の下、KIAの子どもたちの学習環境を加味した上で、マスクの着用を呼びかけています。ただし、個々の体調や気候に応じて、無理せずマスクを外して休憩をとるよう指導しています。

KIAグラウンドについて
 KIAグラウンドでは、スプリンクラーで水をまいて気温が下がるよう取り組んでいます。また、日除けとしてテントを設置するなど、安全対策を進めています。

スポーツドリンクについて
 水分補給は大切ですが、糖分の多い飲み物は、取りすぎると食欲が落ち、体力低下にもつながります。ジュースはもちろんのこと、スポーツドリンクにも糖分の高いものはあります。運動の強度が強い時には、おすすめですが、飲み過ぎると糖分の取りすぎによる肥満、むし歯などの問題も起こってきますので、注意しましょう。

紫外線対策について
 紫外線を浴びすぎると、皮膚などの健康に影響があることが分かっています。そのため、子どもの頃から紫外線対策を行うことが大切です。紫外線による健康への影響を防ぐため、ご家庭でも、お子様の肌の状況に合わせて、適切な対応のご協力をお願いします。
虫除け剤と日焼け止めの併用は可能ですが、日焼け止めを先に使用してから、虫除けを塗るようにしましょう。
 なお、アレルギー等の事故防止のため、「友達との貸し借りをしない」、「時間を守って使用する」等きまりを守り、適切に使用することについてご家庭でも指導くださるようお願いいたします。

衣服の調節について
 夏は暑いと思って、ついついTシャツ1枚だけのことが多いですが、下着を1枚着るだけで汗を吸い取り、服の中の温度を下げてくれます。汗をよく吸い取る、早く乾く、清潔な下着を身につけましょう。
 また、教室では熱中症予防のため、エアコンで教室の温度調節をしています。席の位置や個人の感じ方によって、温度の感じ方に違いがあります。自分に合った温度に調節できるよう、上着を持ってきましょう。

エアコンについて
 7月に入り、暑さも本番を迎えます。エアコンは暑い日でも学習に集中できるよう設置されています。しかし、教室の場所や座席の違い、個人の感じ方によって「寒い」と感じることもあると思います。暑い日は我慢せずエアコンを使って、設定温度を低くしすぎないよう学園でも配慮をしていきます。
 また、気温だけでなく湿度に注目して、サーキュレーターと組み合わせ、それぞれの教室が過ごしやすくなるよう環境を整えるために、皆様からのご寄付をお願いしております。いただいたご寄付は、各教室で大切に使わせていただきます。


汗拭きタオルについて

 汗をそのままにしておくと、皮膚の痒みや不快感、冷えによる体調不良を引き起こします。汗拭き用のタオルを持参するようご家庭でもお声がけください。

虫刺されについて

 薄手の服や露出が増える時期、虫刺されに注意が必要です。子どもはかゆいのを我慢することが難しく掻き壊してしまうことが多いです。虫刺されを適切に対応して予防しましょう。「特に虫に刺されやすい」「刺されるとひどく腫れたり熱を持ったりする」お子様は、登園前に虫除けをするなど、ご家庭での対策もお願いいたします。

虫刺されの手当て
①水でよく洗い流す
②虫刺されの薬をつける(さされた直後につけるのが効果的)
③かゆみや汚れがひどい時は、冷やす
④爪を短く切る(「とびひ」の予防)
※かゆみが強く、腫れが続く場合は、皮膚科を受診してください。

とびひにご用心
 虫刺されや湿疹、汗疹などで傷ついた肌を汚れた爪でひっかくと、傷口に細菌が感染して「とびひ(伝染性膿痂疹)になります。うみをもったような水疱ができ、強いかゆみがでます。かゆいからといってひっかくと、水疱がやぶれて中の液がついた所に、とびひがどんどん広がって大変です。とびひと診断されたら、その部分をガーゼで覆っていただきますようご協力お願いします。


【頭ジラミ】

 アタマジラミは、頭髪に寄生して、血を吸います。吸われると強いかゆみが出ます。アタマジラミは、頭と頭が接触したり、身の回りのもの(タオル、寝具、帽子、くし等)を共有したりすることで感染します。アタマジラミがうつるのは、頭髪の不潔とは関係なく、誰にでも起こり得ることです。アタマジラミの卵はフケのような白い塊として確認できます。アタマジラミは毎日卵を数個産み、それが孵化して、幼虫から成虫となって、どんどん増えていきます。お子様の頭髪を毎日観察して早期に発見して駆除することが大切です。なお、アタマジラミによる出席停止などはありませんが、クラス担任にご連絡をお願い致します。

チェック方法

  • 髪の根元、特にえり足や耳の周りを触って卵が付着していないかチェック
  • 卵(0.5mm位の白い楕円形)はフケのようにも見える
    ※成虫は数が少なく見つけにくいですが、卵は軽いブラッシングや手で払っても簡単に落ちないのが特徴です。

アタマジラミが見つかったら

  • アタマジラミの駆除専用の薬やシャンプーを一定期間使用する
    (普通のシャンプーで洗髪しても駆除することはできない)
  • 卵は駆除専用のくしでとかして取る

 駆除専用のシャンプーは薬局でも購入することはできますが、アタマジラミの卵はフケと間違えることも多いため、まずは、皮膚科や小児科で診断を受けることをお勧めします。また、皮膚科では、アタマジラミの症状の中で一番つらい激しいかゆみ(アタマジラミが吸血する際に出す唾液が激しいかゆみの原因)についても、かゆみどめを処方してもらうこともできます。


【夏休みの生活習慣】

 もうすぐ夏休みが始まります。今年の夏も暑い日が続くと思いますが、体調をくずすことなく、元気いっぱいに過ごせるよう生活リズムを維持しましょう。
良い生活「リズム」をつくるヒント

①規則正しい生活をする(早寝早起き・食事)
②起きたらカーテンを開ける
③日中は体を動かす習慣をつくる
④テレビやゲーム・スマホは決められた時間を守る
⑤寝る前のスマホやiPadはやめる

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