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Health&Safety

乳幼児部・幼稚園部

春の訪れとともに新学期を迎えました。保健に関する情報は「ほけんだより」(年4回)を通してお知らせしていきます。どうぞ よろしくお願いいたします。

体温の測り方

毎朝、登園前の体温測定にご協力を賜り、誠にありがとうございます。
入園や進級で環境が変わった4月は特に朝の子どもたちの様子をよく観察していただき、少しでも気になる点がある場合は、スタッフまでお知らせください。

正しい体温の測り方

わきで測った乳児の体温は、36.3〜37.4度、幼児では36.1〜37.4度です。体温は午前4時ごろが最も低く、午後から夕方にかけては高く、1日の内で1度近い変動があります。平熱は時間帯によって異なるので、起床時、午前、午後、夜のそれぞれの平熱を覚えておくことをおすすめします。

手洗い・うがい

手についた細菌やウイルスなどの病原体は、眼や鼻、口から入り感染症を引き起こし、人から人へと広がっていきます。手洗いはかぜや感染症の予防にもつながります。外遊びの後、トイレの後、食事の前にはしっかり手を洗う習慣を付けましょう。30秒くらいかけて、隅々までていねいに洗うことが大事です。園でも、衛生指導の一環として、子どもたちにうがいや手洗いの仕方や大切さを伝えます。

かぜのばい菌は手の他に喉にもたくさん付いていて、体力が弱った体に入ろうとチャンスを狙っています。外から帰ったらしっかりうがいをしましょう。

6月4日〜歯と口の健康週間

ものを食べるのに欠かせない「歯」。乳歯が虫歯で抜けてしまうと、食べることに支障が出るため、体の成長にも影響します。乳歯が生えそろう2歳半〜3歳ごろまで、子どもたちは、あごや唇、舌などを使って食べる練習を続けています。この時期には、食べる力に合わせた食事をとることが大切です。また、しっかりとかんで食べる習慣をつけることで、肥満予防となるだけではなく、唾液がたくさん出ることで口の中を洗い流し、虫歯を防いでくれる役割があります。園では、歯磨き指導や歯の大切さを学べる活動を計画しています。

0・1・2歳児

かむ力、食べる力を育てる 5つのポイント

①顔をたくさん動かす
-熱いものをフーフー吹いて冷ます、ストローで水を飲むなどの動作は、口の周りの筋肉を鍛えます。

②手づかみ食べをさせる
-1歳ごろは、手で食べ物を持って、前歯でかじる「手づかみ食べ」をしっかりさせてあげましょう。手と口を協調させる、”ひと口大”の感覚が身について、詰め込み食べを防ぐなどの効果があります。また、手づかみ食べを十分に経験すると、スプーンやフォークを上手に使えるようになります。

③いろいろなものを食べさせる
-最初は食べなくても、時間をおいて再チャレンジすると食べるようになることもあります。いろいろな食べ物を経験させてあげましょう。

④吐き出しをしからない
-よくかんで細かくなったのに、かたまりで吐き出してしまうことがあります。これは、まだ、食べ物を唾液と混ぜて飲み込みやすくするのがうまくいかないため。無理に飲み込ませると「丸飲み」につながるおそれがあるので、肉などかたまりになりやすい食材は小さめに切るなど工夫して、根気よく見守りましょう。

⑤歯ごたえのあるものを食べる
-きのこ類、根菜類などの歯応えのあるもの、こんにゃくなどの弾力のあるものは、かむ力を育てます。また、唾液の分泌を促し、口の中をきれいにする効果もあります。様子を見ながら少しずつメニューに取り入れましょう。

赤ちゃんには、7−8か月のころに、かわいらしい前歯が生えてきます。その後、3歳ごろまでに、20本の乳歯が生えてきます。乳歯は、やわらかく永久歯に比べてエナメル質が薄く、虫歯になりやすいため、しっかり歯磨きの習慣をつけて歯を守ってあげましょう。また、歯医者さんは歯を守る強い味方です。歯のトラブルを予防するために、お子さんといっしょに家族で定期的に歯科検診を受けるのもおすすめです。

3・4・5歳児:

歯磨きを好きになる3つのポイント

①好きな歯ブラシを使わせる
-子どもが選んだ歯ブラシのほうが、楽しく、自分で進んで歯みがきできます。仕上げみがき用には、本人が使うものとは別に、サイズや年齢にあったものを選びましょう。

②やさしく見守る
-歯磨きタイムは食後の忙しい時間帯なので、つい「早く!」「ちゃんとみがいて!」などと言いがちですよね。でも、子どもは楽しい方が取り組みやすいもの。やさしい気持ちで見守ってください。

③仕上げみがきは痛くしない
-歯を強くみがいたり、粘膜や歯茎に歯ブラシが当たると、痛くて仕上げみがきをいやがるようになってしまいます。手の甲に歯ブラシを当ててこすったときに、毛先が広がらない程度の力加減を目安に、やさしく丁寧にみがいてあげましょう。


子ども同士のかかわり(発達段階)

大人との信頼関係をもとにして、子どもはほかの子どもとも関わり始めます。そしてこのかかわりを通して心と体を発達させ、たくさんのことを学んでいきます。

0〜1歳:
大人との1対1のかかわりを通して、基本的信頼関係を学ぶ

1〜2歳:
ほかの子に関心を示し、表情をまねしたり、はいはいで接近したり、同じおもちゃを手にしたりする。

2〜3歳:
自分のやりたいことを主張する、おもちゃを取り合うなど、友だちとの欲求のぶつかり合いを体験。大人に共感してもらい、気持ちを代弁してもらいながら、次第に自分とはちがう、相手の気持ちを理解していく。

4〜5歳:
友だちといっしょに遊んでいく中で、自己主張すること、相手の気持ちを理解すること、我慢することができるようになる。小さなトラブルや課題は、自分たちで解決できることも。

 

初等部・中高等部

ご入学、ご進級おめでとうございます。
新しい1年が始まりました。「ほけんだより」では、身体や健康についての情報を発信します。子どもたちが元気に楽しく学園生活を送ることができるよう、サポートしていきます。よろしくお願いします。

体温測定について

毎朝、ご家庭で体温測定にご協力を賜り、誠にありがとうございます。コロナ前よりも、自分自身の平熱を理解する子どもたちが増えてきました。ヒトの身体は、37〜37℃位の体温を保つようになっています。37℃を超えると、熱があると思いがちですが、必ずしもそうとは限りません。いつもの平熱と比べて体温の変化を見る必要があります。

また、「低体温」にも気をつける必要があります。低体温とは、体温の平均が36℃に満たないことです。低体温として考えられるのが血行不良です。血液の中には、免疫機能を持つ白血球がいます。白血球は血流に乗ってからだを巡り、細菌やウイルスなどをやっつけています。体温が下がると血流が悪くなり、白血球の免疫機能が低下してしまうので、体調を崩しやすくなってしまいます。体温が1度下がると、免疫力が30%も下がるとも言われています。免疫力の低下は感染症にもかかりやすくなります。そこで体温アップの方法を紹介します。

◆食べ物で体温をあげる! 
*栄養バランスの良い食事を摂る。 

◇運動で体温をあげる! 
*体温は40~80%が筋肉を動かすことであがります。 背中や太もも、お尻など、大きな筋肉を動かす運動をしましょう。

◆お風呂で体温をあげる!
*お湯にゆっくりつかり、体の芯から温める。
 

手洗い

昨年度、G6児童の一人が、エキシビションという学校行事で「手洗い」について探究し、プレゼンテーションをしました。マスクを着用する生活は根付いてきた一方で、正しい手洗いを浸透させることに課題を見つけ、普及させようと努めていました。


そこで、4月のオンラインのAssembly(学園集会)で、接触感染のリスクを子どもたちに伝え、2022年は手洗いに力を入れようと呼びかけました。
また、毎日ハンカチを持ってくるよう伝え、モチベーションを上げるために、お気に入りのハンカチを持ってくることをすすめました。集会の呼びかけだけで、子どもの行動が変わるか不安でしたが、子どもたちが「ハンカチ持ってきたよー!」と声をかけてくれる児童がいました。教職の醍醐味は、子どもの成長を間近で感じることができることだと改めて感じました。子どもたちがより安全に健康に学園生活を送るために、今後もご家庭のご協力をお願いすることが多々ありますが、どうぞよろしくお願いいたします。
 

水分摂取

朝夕の気温差はありますが、少しずつ暑くなってきました。水分補給は、熱中症対策だけでなく、のどや鼻の粘膜をうるおして、ウイルスの感染を防ぎます。かぜやインフルエンザなどのウイルスは、口や鼻から体内に入ってきて、のどの粘膜に張りついて増えます。そして、粘膜を通して細胞内に侵入し、感染します。 のどや鼻の粘膜にある「線毛」には、菌やウイルスを体内から排出させる役割があります。体内の水分量が減ると線毛が乾燥し、働きが鈍くなってしまいます。そのため、こまめな水分補給を心がけるようご家庭でもお声がけをお願いいたします。
 

6月4日〜歯と口の健康週間

毎年、歯科健診の時に、定期的に歯医者に行っている児童が多く、担当医と一緒に感心しています。日本は衛生意識が高いと言われていますが、歯の”寿命”と”健康”ではやや遅れを取っています。日本では80 歳で自分の歯を20 本以上保とうという8020運動が有名ですが、80歳 の平均残存歯数が13本。一方、スウェーデンでは、80歳の平均残存歯数が21 本と大差があります。日本とスウェーデンの差を決定づけているのは、歯科定期検診の受診率です。スウェーデンでは、歯医者さんは「むし歯を治療してくれるところ」というよりも「むし歯を予防してくれるところ」であり、むし歯にならないための「予防歯科」を国民に義務化しています。歯周病やむし歯にならないために、毎日しっかり歯を磨き、学校健康診断を含めて、定期的な点検を大切にしていきましょう。

 

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