スタッフ研修 初等部編
新年度がスタートし、約1ヶ月が経過しました。子どもたちも新しい学年での学校生活に徐々に慣れてきた頃でしょうか。4月10日の始業日(入学式)には、久しぶりに子どもたちの笑顔を見ることができ、新年度の始まりを新鮮な気持ちで迎えました。
今回のNewsletterでは、毎年新年度が開始する一週間前から実施されているスタッフ研修の様子についてご紹介いたします。
春のスタッフ研修は、教師の資質向上、教育方針や行動規範の確認、また年間カリキュラムの作成などを目的に行われます。
研修の内容は、児童との関わり方から、各教科の指導法、学校安全、またパートナーとの関係づくりに関するものまで、さまざまあります。
今回は初等部の先生たちの勉強会の一部をご紹介します。
Creating a Positive and Supportive Environment (前向きで協力的な学習環境)
前向きで協力的な学習環境作りの中から、
「 問題解決のステップ」についての研修が行われました。
Silence (静かに),
Observation (観察する),
Understanding (理解する),
Listening (聴く)
文字をとったSOULのアプローチがどのように使われているか、実際にあった子ども同士のトラブルの動画を見ながら教師として大切なことを確認しました。
Promoting Collaboration (教師間の協働)
この研修は、外国人と日本人の教師が在籍するKIAならではの研修と言えます。
同じ教師と言っても、文化や宗教はもちろん、指導スタイルや教育において大切にしている価値観が異なります。互いの持つ違いを認め、どのように協働していくか国際的な視野を育む教育を行う者として、子どもたちのお手本になる必要があります。
また母語以外でコミュニケーションをとり、相手の気持ちを受け取り、自分の気持ちも伝える必要があります。
今回は、アサーティブなコミュニケーションのために必要なDESCについて学び、ロールプレイを通して教師間で起こりがちな問題を解決しました。
Describe 描写
Express 表現
Specify 提案
Consequences 結果もしくは Choice 選択
について学び、ロールプレイを通して教師間で起こりがちな問題を解決しました。
ご紹介した2つのみならず、今回もたくさんの先生によるさまざまな研修が行われました。
教師は、常に教育者でありながら、学習者であることを忘れず、常に教師としての資質をアップグレードしながら日々の教育活動に生かしていきます。
またコーヒーモーニングなどを通して、教育や子育てについて保護者の皆様と意見交換しながら一緒に学べる機会も楽しみにしています。