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カリキュラム

English

第二言語として英語を学ぶ上でグローバルな環境で成功するためには、言語そのものへの理解だけではなく英文学と言語概念、歴史的傾向、文化的背景への知識と理解が必要とされます。そのような知識と理解が他の科目と世界をつなぐ架け橋となり、多面的・多角的に物事を捉える力と批判的思考力を高めていきます。

本科目では既述した二点を融合したアプローチを通して、より高いレベルでの言語と文学の学習を目的とし、より自然に近い状況で英語を活用することが求められます。読み書きの力の向上、英文学と言語としての英語への精通、英語の特質への理解、英語での創作活動、文学作品に親しむことを踏まえて英語力全体の向上を目指していきます。

具体的には文法、綴り、発音、音声学などの言語習得、そしてロールプレイ、ディスカッション、ゲームなどコミュニケーションや実際に使用することに焦点を当てた学習を行います。また、文学の分析や、今まで学んだことを活かしてのオリジナル創作物の制作にも取り組みます。

 

日本語

関西国際学園はマルチリンガル教育を行う学校です。英語、フランス語を必修とし、中国語等を選択授業として開講しています。よく謳われているグローバル世界において、英語は当然のこととして、実用・教養の面でマルチリンガルな人材がこれからは求められます。

しかし、第2言語、第3言語の習得は、母国語である日本語の習得が十分あってこそ初めて成り立つのです。それは単に国語の学習だけではなく、日本の歴史・文化・政治・経済など様々な教養を身に付けることを意味します。

中等部・高等部では、すべての学問や技術を学ぶ基礎となる総合的な国語力を育み、国内外難関大学受験に向けた力を養うだけでなく、国際社会で活躍するリーダーとして必要となる、物事を的確に理解し判断する力、論理的に思考し表現する力、創造する力を高めることを重視しています。
様々な文学作品に触れ合うことを通して幅広い知識と教養を身に付けるだけでなく、文学作品の背後に存在する作者の生い立ちや時代背景、その時代の人間観を探究することにより日本人としてのアイデンティティの確立を目指します。

 

日本での社会 / 英語での社会

歴史、現代史、文化学を「社会学」とし、研究や議論、発表を通して総合的に学習します。世界で起きている出来事を知り、尊重し、理解する機会を与え、探究心や分析力、批判的思考力を養います。歴史的、現代的、地理的、政治的、社会的、経済的、宗教的、機械的、文化的文脈から、これらの分野の壁を越えて、個人と社会について総合的に学んでいきます。

中等部では、探究学習を通して様々なテーマについて学びます。身の回りに関係しているものから、現代ニュースについてなど幅広いテーマを扱います。歴史書や手紙、文献や芸術資料などの根本資料と二次文献を駆使して証拠付けと分析を行います。分析力と、批判的思考を養い、自身の見解を論理立てて話すことができるようになります。また、文明や社会の成り立ちについても歴史的背景から学びます。

これらの学習を通して、社会に対して責任があることを自覚し、国際的視野を広げていきます。社会学に留まらず、数学や文学、科学など他分野の学問からも学んでいきます。

 

サイエンス

関西国際学園のサイエンスプログラムは、IBのScienceの基準に則って文科省の指導要領を学んでいく探究型のカリキュラムです。
生徒は、長い時間をかけて化学、生物、物理、そしてエンジニアリングのプロジェクトに取り組み、国内・国外双方で要求される基準のレベルまでを目指して学習していきます。生徒には数字や論理ではなく、科学を一つの探究ツールとして使って欲しいと考えています。様々な実験や研究を積極的に行い、フォーラム等に出席し、調べたことを発表したり、意見交換を通して科学分野を超えた経験をします。生徒たちが実際の科学者と同じように研究し、協働し、コミュニケーションをとることを目標に、科学知識、研究方法、そして実験の知識を身につけていき、分析する力、吟味する力、そして集めた情報を比較しまとめる力を身につけます。教科の枠を越えた学習方法で科学にアプローチし、モラル、倫理、社会、経済、環境等様々な面で科学や技術を応用する力を養います。

本科目では既述した二点を融合したアプローチを通して、より高いレベルでの言語と文学の学習を目的とし、より自然に近い状況で英語を活用することが求められます。読み書きの力の向上、英文学と言語としての英語への精通、英語の特質への理解、英語での創作活動、文学作品に親しむことを踏まえて英語力全体の向上を目指していきます。

 

数学

数学は世界の共通言語であるとも言われ、自然科学のみならず、社会科学や人文科学でも積極的に活用されています。中高で培った数学の力は世界中のどの大学に進学しても大きな武器になります。

本学の数学は、知識と技能の習得に留まらず、論理的、批判的、創造的な思考や抽象化、一般化する能力、そして問題解決における忍耐と粘り強さを高めることを目指しています。また、数学の技能を他の分野や技術の発展にどのように互いに影響を与えたかを理解し、数学の普遍性の認識とその多文化的、歴史的視点を通して、数学の国際的な側面を理解することを目標としています。

授業の進度の目安としては、学習指導要領では中学で習うとされる範囲を中学1、2年の2年間で終え、中学3年時から高校範囲の数学I、数学Aの学習を開始します。
生徒の高校卒業後の進学先は国内外問わず多様であり、中学3年9月からは1年間の海外留学があります。日本の医学部・国公立の大学入試に適応した数学を学ぶとともに、普遍的な数学の能力を身に付けること、そしてIBのDPコースや海外大学進学への準備も視野に入れたカリキュラムとしています。

 

演劇

中等部のドラマクラスでは、演劇アクティビティを通して英語を自然に、流暢に話せるようにサポートするとともに、生徒たちの自己表現力と芸術的な感性を高めることを目的としています。アクティビティを通して、演技力や舞台度胸を鍛え、自己を表現することに自信をつけていきます。また、芸術が個人及び文化的アイデンティティを形成する上で、どのような役割を果たすのかについて理解を深めていきます。

また、古典から現代までの演劇作品の研究を通し、それぞれの作品が創り出された文化や時代背景に対する知識を深め、芸術を楽しむ感覚を鍛えていきます。また、数々の作品に触れることで、1つの作品だけにとどまらない普遍的なテーマと歴史的事象や、それらが作品に及ぼす影響について比較、研究することにも取り組んでいきます。

Drama/Theatre 演劇

 

フランス語

中等部高等部でフランス語を必修としているのは複数言語を話せる(マルチリンガル)ようになるためだけではありません。フランスの文化、伝統を学んでいくことで、文化的背景が異なる人々を理解していくことで国際的な視野を養っていきます。

フランス語既習者・初心者の両者向けに中高生が興味・関心を持ちやすい題材を扱う教材と最新の語学教授法であるAdosphere法を用いて、生徒のコミュニケーション能力を高め、フランス文化への理解を深めていきます。

生徒は授業初日よりフランス語を用いてコミュニケーションを図ることが求められ、クラスでの聞き取り調査やポスター作りといった課題を通してフランス語を実用的に習得していきます。各授業は4つの言語能力(読む力・書く力・聞く力・話す力)をバランスよく養えるよう取構成されています。
フランス国民教育省が認定した唯一の公式フランス語資格(ディプロム)であるDELFの受験対策も行います。

DELF(デルフ・フランス語資格試験)

フランス国民教育省が認定した唯一の公式フランス語資格(ディプロム)で、一度取得すれば生涯有効な資格です。何歳でも受験することができ、フランスの大学への入学の道も広がります。A1からC2の6段階に分かれており、中等部では第一レベルのA1からフォーカスして学びます。

DELF A1  フランス語学習をはじめ、少し話せるレベル
DELF A2  簡単なコミュニケーションがとれるレベル
DELF B1  大きな問題なくコミュニケーションがとれるレベル
DELF B2  仕事や高等教育においてフランス語でコミュニケーションがとれるレベル
DELF C1  フランスのどの分野の大学でも勉強ができるレベル
DELF C2  ネイティブレベルでのフランス語力とみなされるレベル

 

デザイン&テクノロジー

「Design & Technology」の科目は、中高生に必要不可欠な21世紀型スキルを身につけられるよう設計されています。言語、テクノロジー、サイエンス、エンジニアリング、そして芸術を学んでいくのがSTEM(Science, Technology, Engineering and Math)教育です。
生徒たちはコミュニケーションをとり、理解を深め、デザインをしていきます。実際の授業では、プログラミング、ロボティクス、裁縫、映像編集、グラフィックデザイン、木工などに取り組んでいきます。

Design Fair
中等部ではこれまで年度末に「Robotics Fair」を開催してきました。生徒たちが自らデザイン、製作したロボットを発表するイベントです。生徒たちはこのプロジェクトを通して、ロボットのデザイン、製作だけではなく、チームワーク、コラボレーションのスキル、プランニング、自己管理能力など様々な力を養っていきます。
ロボティクスの分野のみならず、グラフィックデザイン、家具や衣服のデザインなど様々な分野を探究し、その成果を発表するデザインフェアを開催します。

 

美術

美術の授業では「表現」と「鑑賞」の二つの領域を体験します。「表現」とは絵画、彫刻、デザイン、工芸などの実技です。「鑑賞」とは様々な芸術作品を触れ感じ考え理解し、芸術を味わうことです。

「鑑賞」の授業を通して一般的に芸術的と言われている作品と実際触れ合うことにより、自分なりの思いや印象を持てるようになると同時に、他の人の感性や考え方も理解できるようになることを目標とします。

また、「表現」「鑑賞」に関係なく、美術を通して何かを感じる力(感受性)、考える力(審美観)を身につけることも目標とします。

 

乗馬

中等部では乗馬の授業を中学1年間は必修の科目とし、中学2年生以降は選択科目として開講しています。近隣の乗馬クラブへ週1回スクールバスで通って授業を受講しています。

乗馬の授業は、単に馬に乗って騎乗技術を学ぶだけではありません。馬の世話、馬房の掃除、馬具の手入れなどを通して、馬のことを理解し、馬とのコミュニケーションを高めていきます。馬と人との「心のやりとり」によって、信頼関係を高めることが必要なのです。乗馬の授業によって、運動能力を養うとともに、感性や情緒を育て教養を深めて心を豊かにしていきます。

騎乗技術の向上の度合いにより、公的なライセンス試験を受験したり競技会へ出場していきます。

 

技能認定審査
全国乗馬クラブ振興協会の公的なライセンスである技能認定審査を騎乗技術・能力に合わせて受験していきます。生徒が自身の技術レベル(日本全国統一)を認識し、目標設定の助けとなるよう導入しています。騎乗の実技試験だけではなく、馬・馬具についての知識や馬の手入れについての試験もあります。

 

金融教育

関西国際学園は金融教育を初等教育から積極的に導入しています。金融リテラシーは、読み書きと同様、早い段階で身に着けるべき基本要件であり、子どもの頃に養った金融の習慣は、大人になっても続くと考えるからです。政府と日本銀行はペイオフが解禁された 2005 年を「金融教育元年」とし、現在に至るまで様々な取り組みが行われていますが、学校教育において金融分野の取り扱いが不足している問題はますます顕著化しています。日本では「お金」について教育で扱うことはタブーとされてきており、今現在もその状況はさほど変わっていませんが、海外の先進諸国では初等教育から長期にわたって行われ、国のカリキュラムにも導入されています。

金融教育を定義すると、「お金や金融のさまざまな働きを理解し、それを通じて自分の暮らしや社会について深く考え、自分の生き方や価値観を磨きながら、より豊かな生活やより良い社会づくりに向けて、主体的に行動できる態度を養う教育」(金融広報中央委員会2007)となります。「自分の生き方や価値観を磨く」には、社会生活における「信用」の重要性といった道徳観念から、勤労観・職業観の醸成、金融サービスの活用方法、さらには多重債務や金融犯罪からどう身を守るのか、といった事柄までが含まれており、その役割は多岐にわたります。「お金」を切り口に、さまざまな事柄に多角的にアプローチしていく点が金融教育の大きな特徴であり、経済環境・社会環境が多様化・複雑化するなか、金融教育は、いわば一人ひとりの「生きる力」を育む教育なのです。

なぜ金融教育が必要なのか

社会情勢の変化(少子高齢社会)
インターネットバンキング、電子マネーの利用などキャッシュレス化
→「お金」の役割、価値の認識が希薄化

金融リテラシー、消費者としての正しい知識が不足
→金融犯罪の未然防止

授業内容例

当学園の金融教育は現実の社会を知るための知識を学ぶと同時に、知識を常に自己の生活や社会と関わらせて、それを実際に活用し、行動に表していきます。

初等部高学年
貨幣の役割と使用、予算をたてることの重要さと実践、リスク管理について

中等部
日常の価値、社会のお金の循環構造、投資という行為について

高等部
所得と支出、クレジット と借金、貯蓄と年金、金融商品と金融サービス、そして税金の払われ方や使われ方について

シラバス

シラバスとは、各授業科目の学習計画、到達目標、評価方法、学習方法など、授業を受講するにあたって必要な情報をまとめたものです。
関西国際学園中等部高等部では、全ての科目、学年において、シラバスを作成しています。生徒それぞれが1年間のカリキュラム全体を見渡し、自分の学びがどのような意味を持ち、発展していくのか、そして、どのように学んでいくのかを把握していきます。
生徒たちはシラバスを「学びの羅針盤」として、自己の学習目標や計画の作成に役立てています。