Round Square アジア・オセアニア統括担当者の訪問

11月15日、Round Square アジア・オセアニア統括担当者のStuart Walls氏が、神戸校を訪問されました。
今回の訪問は、審査に関した訪問ではなく、候補校となった関西国際学園が参加できる活動について、保護者や生徒たち、そして教師たちにも具体的に詳しく説明するために来てくださいました。
まずはスクールツアーをしながら、学園内の施設を紹介しました。

午前中はRound Squareとはどういう取り組みをしているのかを、初等部・中高等部の保護者に対してカンファレンスを実施。
「“Character Education(全人教育)”が、これからの子どもたちにとって最も重要なもの。」
Walls氏は、何度もこの言葉を投げかけていました。

その一つとして、思春期の多感な時期に、詰め込み型の学びをさせるのではなく、今まで生徒たちが経験したことのないものに、たくさん挑戦できる機会を与え、自分が優位にできることではなく、苦を乗り越えるために、もがいてこそ、自身の中の新たな可能性と価値を見出して行くことができる、と。
生徒主導の国際会議への参加や、交換留学、奉仕活動への参加、世界中の生徒との繋がり。
Round Squareは、子どもたちがこれから大人になる過程で、魅力的な人間になれるチャンスがたくさん詰まった宝庫です。

初めて、Round Squareの取り組みを知った保護者の皆さん。
子どもたちのこれからの可能性を想像しながら、嬉しそうでした。

お昼からは、中等部の生徒たちにRound Squareの取り組みや、まだ加盟候補校であっても、これから生徒たちが取り組めることなどを詳しくお話いただきました。

生徒たちは「生徒主導の国際会議」「世界中の210校との連携、コラボレーション」「プロジェクトへの参加」「冒険」「奉仕活動」など、様々な未知の経験が待っていることに対して、驚きと期待、緊張の入り混じった表情で耳を傾けています。

年間の応募者数は200万人以上と言われている、世界最強企業、Google。IT業界の最高峰のGoogleが求める人材は、テクノロジーに卓越した者ではない、とWalls氏は生徒に語りました。

Googleが求める人材像とは、

・Good coach 良き指導者
・Communicating and listening well コミュニケーション力があり、傾聴できる者
・Insights into others 異なる価値観や視点を理解する
・Empathy 共感できる者
・Supportive 協力的な者
・Critical thinker 批判的思考力を持つ者
・Problem solver 問題解決力がある者

技術は教えこめば誰でもできるようになる、しかしこれらの非認知能力は教え込んでできるものではなく、学生時代に自分が経験してきたことの積み重ねや環境で培われるものだ、と。

これは大企業だけではなく、これからの未来において、間違いなく求められる人物像でしょう。

途中、突然Walls氏が生徒に質問を投げかけました。
「君たちが国際会議に参加したとしたら、どんなことを議題とするだろうか?」
一斉に手が挙がります。

「Climate Change!」「Water pollution!」
「Micro plastic!」「Refugee!」
「Sustainable building!」

生徒たちから、躊躇なく出てくる社会問題のワードに、Walls氏も驚きを隠せない様子。
さすが、探究学習のUOIで鍛えられてきた生徒たち。
初等部で培ってきたものは、彼らの中でずっと残っている。
その様を目の当たりにして、同席していた教師たちは感動していました。

1日をかけて、Round Squareの魅力をたっぷりとお話いただきました。

『最近の日本の教育は、保護者の顔色を伺い、要望に応じてその場を凌ぐ事に力が片寄ってしまっていて、本来の教育を見失っているところが多い。
しかし、それでは絶対に良い教育はできない。
KIAが教育のあり方を抜本から変えようという想いが、保護者の考えを変えていき、子どもの可能性を広げている。これだけ学園が常に前進している学校は、他にない。
関西国際学園のような教育機関が日本にもっとできるべきであるし、このような学校こそがRound Squareの加盟校になってほしいと心から思う。今日、神戸校に来れてよかった。』

と、訪問の最後に言ってくださったWalls氏からの言葉。本当に嬉しかったです。

これから、正式な加盟校となり、今以上に生徒たちの活動の場を広げていけるよう、日々さらに前進していきます。