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Health&Safety

乳幼児部・幼稚園部

鼻のかみかた

じょうずに鼻をかみましょう
①まず、口から息を吸い込みます。ティッシュを広げ、鼻全体を包むように押さえましょう。
②片方の鼻の穴を押さえ、ゆっくり少しずつかみます。強くかみ過ぎないように気を付けましょう。
③鼻をつまつように拭き取り、ティッシュはゴミ箱に捨てましょう。

鼻水の色を見てみよう

透明:
気温の変化によるものやかぜの初期症状の場合に見られます。鼻水は垂れたままにしていると肌荒れの原因になるので注意が必要です。

黄色から緑色:
細菌に感染している可能性があり、緑色に近いほど症状が悪いので早めに病院へ行きましょう。また、透明の鼻水に比べてドロっとしているため、鼻の奥で溜まってしまうことがあります。その時は加湿などを行い、鼻水を出しやすくしましょう。
 

インフルエンザ

インフルエンザとかぜの違い
インフルエンザとかぜの違いは、主にウイルスの種類と症状です。違いを知って、初期症状の段階で適切な処置ができるようにしましょう。

 

インフルエンザ

かぜ

感染力

強い

強くない

初期症状

強い寒気、頭痛、悪寒

くしゃみ、鼻水、喉の痛み

発熱

急性(39〜40℃)

徐々に上がる(37.5℃)

筋肉痛

全身(腰、関節、筋肉など)

軽い

くしゃみ、鼻水

後から少しある

最初からある

強い

軽い

目の充血

しばしばある

あまりない

経過

やや長引く

短期間で治ることが多い

免疫

3〜4ヶ月

短期間


気を付けて!インフルエンザ脳炎
インフルエンザの合併症の一つで、主に5歳以下の子どもに発症します。発症から比較的早い時期に、けいれんを起こす、呼びかけても反応しないなどの意識障害の他に、急に怒ったり、うわごとを言うなどの言動がみられることもあります。このような症状が出たらすぐに医療機関を受診してください。
 

進級・就学にむけて

「1つ大きくなる」喜びで、わくわくしている子どももいれば、進級・進学を控え気持ちが不安定になり、子ども自身が気付かないうちに疲れていたり、気持ちが不安定になる子どももいます。ストレスが溜まってくるとこんなサインがみられるといわれています。

  • なんとなく元気がない
  • ぐずったり、甘えることが増えた
  • よく眠れない
  • おねしょが復活した
  • 食事の量が減った
  • ぼんやりしている

このようなサインがあれば、ご家庭で

  • 話をゆっくりきく
  • スキンシップする時間を持つ
  • いつもよりゆっくりと過ごす

 

 

初等部・中高等部

冬にかかりやすい感染症

冬は低温低湿度となりやすく、さまざまな感染症が流行しやすい季節です。胃腸炎については、食品の腐敗が進みやすい暑い夏場に流行するものもありますが、食品の腐敗に関係なく冬に流行するものもあります。その多くは加熱不足や汚染物の二次感染により発生するものです。ノロウイルスやロタウイルスがその代表です。
 インフルエンザを代表とする風邪症状を伴う感染症については、自己判断せず、適切な治療を受けてください。潜伏期間はさまざまです。感染していても症状が出ない期間が長くあるため、知らず知らずに感染を拡げてしまう心配があります。感染力がなくなり、人との接触が心配ないとされる目安についても載せていますので、外出の参考にしてください。


ノロウイルス

潜伏期間:12~48時間
症状:嘔吐、腹痛、下痢、発熱、
かかってしまったら:水分補給、脱水症状がひどい場合には医療機関で点滴が必要
予防方法:手洗い、汚物からの二次感染を防ぐ、食品の取り扱いに注意する
外出:嘔吐・下痢が軽快し全身状態が改善されてから
 

ロタウイルス

潜伏期間:1日~3日
症状:嘔吐、腹痛、下痢(白い便が見られることもある)、発熱
かかってしまったら:水分補給、脱水症状がひどい場合には医療機関で点滴が必要
予防方法:手洗い、汚物からの二次感染を防ぐ、食品の取り扱いに注意する
外出:嘔吐・下痢が軽快し全身状態が改善されてから
 

インフルエンザ

潜伏期間:1日~3日
症状:発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、倦怠感
かかってしまったら:医師の指示通りに服薬、水分補給、解熱
予防方法:手洗いうがい、加湿、マスク着用
外出:発症後5日を経過し、かつ解熱後3日を経過してから
 

溶連菌感染症

潜伏期間:2日~5日
症状:発熱、喉の痛みと腫れ、発疹、イチゴ舌感
かかってしまったら:医師の指示通りに服薬、※内服は飲み切る事
予防方法:手洗いうがい、加湿、マスク着用、タオルは別々にする
外出:適正な治療を開始後24時間を経て全身状態が良好になってから
 

RSウイルス

潜伏期間:4日~6日
症状:発熱、咳、鼻水
かかってしまったら:対症療法
予防方法:手洗いうがい、加湿、マスク着用、タオルは別々にする
外出:症状が回復してから

 

感染症の季節に備えて、免疫力を上げる

免疫力とは、病気の原因となるウイルスや細菌などの外敵から体を守り、病気になるのを防いだり、かかった病気を直そうとする「力」のことです。手洗い・消毒・マスクの着用等の感染症対策は大切ですが、どんなに気をつけていても、体の中にウイルスや細菌が入ってしまうことがあります。そのような場合でも免疫力が強い人は、体の中に入ったウイルスや細菌をやっつけることができるため、元気に過ごせます。また、感染症にかかったときも早く回復することができます。


腸と免疫力

免疫力を高めるためには、『腸』の働きが大切です。腸の内側には、体全体の約6〜7割の免疫細胞が集まっています。腸の状態がよく、活発に働くことで免疫力が高まります。

腸に優しい生活のポイント

  • 発酵食品をとる
    腸内環境を整えてくれます。
    代表的なものは、ヨーグルト・チーズ・味噌・納豆・キムチです。

  • 食物繊維をとる
    便通をよくする効果があります。
    代表的なものは、きのこや海藻類(わかめやもずく等)、ごぼうや切り干しだいこん等の根菜類です。

  • ストレスをため込まない
    ストレスを感じると、腸の働きは低下します。気分転換や人と話をすることで、適度にストレスを発散することが必要です。

  • 体を冷やさない
    腸は「冷え」にとても弱く、働きが悪くなります。温かい飲み物を飲んだり、お風呂に入る習慣をつけるなど、体内を温めることが大切です。他にも、お腹まわりを冷やさないようシャツを中に入れたり、腹巻やカイロ等、自分に合った物を使ったりして、体を冷えから守りましょう。

体温と免疫力

平均体温が1℃下がると免疫力が約30%下がり、1℃上がると5〜6倍になるとも言われています。体温を上げる方法を実践し、体内の血流を促進させ、免疫力アップにつなげましょう。

体温を上げる生活のポイント

  • お風呂を活用する
    湯船につかって体の芯を温めるのがおすすめです。
  • 適度に運動をする
    運動をすると、筋肉の発熱で体温が上がり、血行がよくなります。
  • 体を温めるものを食べる
    生姜やニンニク、玉ねぎ、ネギのような香味野菜は体を温める効果があります。
笑いと免疫力

私たちが笑うと脳にその情報が伝わり、ウイルスや細菌とたたかうNK細胞を活性化する物質が生産されます。反対に、悲しみやストレスなどのマイナスの情報が伝わると、NK細胞のはたらきはダウンします。本当におかしくて笑っていなくても、声を出して笑ってみると、脳は楽しいと勘違いすると言われています。笑えば楽しくなるだろうと前向きに考えることがおすすめです。
 


 

 

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